いわしのまるぼし

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3日前、スーパーで10cm位の真イワシが12匹でパックされて125円(税抜き)だった。
目が濁っておらず、身は銀色で締まっている。
真イワシは、生まれた直後は2mm、半年で6cm、10cmになるのに1年かかるらしい。
と言うことは、目の前にいるイワシ達は、1年間海の中をぐるぐる泳ぎまくって、ようやく1歳のお誕生日を迎えた所を捕まえられたというわけか。
大海原で懸命に泳ぐ姿を想像し、目頭を熱くする私。
栄養的にはDHAやEPAが豊富で、脳を活性化させ、中性脂肪値やコレステロール値、血圧を下げ、血液をサラサラにして血栓の予防に効果があると言われており、中高年には有難い食材。
なのに税抜きとはいえ、1匹10円って。
扱いが酷すぎるのではないのかと憤りつつも、連れ帰った。

「まるぼし」を作ろう。
スーパーで見かけた時に決めていた。
帰宅後、そそくさとパックから取り出して、えらと内臓を処理した。
バットに300mlの水とその10%にあたる塩30gを入れてかき混ぜる。
塩が溶けたところに、イワシ投入。
そして1時間冷蔵庫で放置。
1時間後、水分を良く切って、なんならキッチンペーパーでしっかりふき取って、夏以外なら100均で購入した野菜干しネットに並べる。
この野菜干しネットなるものは、まさにその名の通り干し芋とか切り干し大根なんかを作る際使うもので、鳥や虫から守ってくれるのだ。
優秀。
けれど、今は激暑。
外に放り出したままにして、お腹を壊すと笑えない。
仕方ないから夕方に1時間程風に当てて、後は冷蔵庫で乾燥させることにした。

時々ひっくり返しつつ、じんわり乾燥させること3日。
冷蔵庫全体が、干物臭ーくなるのをじっとこらえて今日。
ついに、炙って食卓に登場。
大根おろしをたっぷり添えて、お醤油をちょろっと・・・と思っていたのに、焼きシイタケ添えたらすっかり忘れていた。
ケド、身はふんわりとして、あぁうんまい。

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