まぎらわしいのよ

雑記

昨日の夕方だったわ。
午前中に買い物と用事を済ませて、まめまるは家にいたのよ。
すっかり部屋着に着替えて、ユーチューブ見ながら、おやつと紅茶でまったりしてたのよ。
部屋の中は寒いけど、まめまる一人の時には電気を使わないようにしているから着る物で完全武装よ。
パンパンのまんまるよ。
部屋着の下には、ぬくぬくシャツを仕込んで、上にはフリースでカバーよ。
首にはネックウォーマー。
足はぬくぬくハイソックス。
そして、お腹はぬくぬくおパンツの”ぽちゃっこ腹巻パンツ”ね。

そうよ。
腹巻おパンツね。
ちょっと、話が逸れるわ。


これよ。

これ、妹に貰ったんだけど可愛いし温かいわ。
皆大好き、サンリオ様の人気キャラクター”ぽちゃっこ”よ。
おパンツ単体だと可愛いわ。
テンションが上がるわ~。
これを身に着けたまめまるは微妙だけど、それはこの際、ちょっと横に置いておけば良いわね。
横に置くのかよっ?ちょっと置くのかよっ?って思ったそこのあなた。
そうよ、置くのよ。
もうね、50代にもなると可愛いものって恥ずかしいのよ。
いや、20代でも30代でも40代でも恥ずかしいかしらね?
まめまるは中身がおっさんなので、若かりし頃から恥ずかしかったのよ。
持つのも、身に着けるのも。
買うことすら恥ずかしいのよ。
でもね。
恥ずかしい、恥ずかしいって言いながらも、貰ってテンションが上がったところを見ると、詰まる所、結構好きなのよ。
とは言え、こういうキャラクター物は流石に表から見えるところには、取り入れにくいわね。
「小学生かよっ」って声が聞こえてくるわ。
「まめまるさん、大丈夫かしら?」ってささやき声が聞こえるわ。
頑張っても、ポーチなんかの小物にひっそり取り入れる程度なら、何とかいけるかしら?どうかしら?位のレベルよね。
そうよ。
好きだから使いたい、持ちたい、身に着けたい。
けど、世間の目が許さない。
そんなニーズの最終形態がそうよ。
腹巻パンツよ。
確かに、これなら世界的もしくは個人的有事の時以外は人の目に晒されることは無いのに、可愛いものを使いたい、持ちたい、身に着けたい欲を過剰なくらい満たすことが出来て完璧ね。
大満足よ。
お勧めするわ。

腹巻おパンツについて語ったところで、話を戻すわね。
何だったかしら。
あぁ、そうそう。
自宅で防寒完全武装して、おやつと紅茶でまったりしながらユーチューブを見ていた夕方のまめまるの話よ。
因みにおやつはムーンライトよ。

「ピンポーン」
…。
「ピンポーン、ピンポーン」
‼‼‼
インターフォンが鳴ったような気がしたの。
いや、うすうす鳴ったと分かってるんだけどね。
というか、「しっかり3回鳴ったわ」と認識してるんだけどね。
如何せん完全武装してるから動きにくいのよ。
しかも、他人様に前に出るなら引っぺがさないといけない諸々だって有るわね。
”機能重視の髪留め”とか、”ぬくぬくソックスの足を無理やり入れてるルームシューズ”とか。
「空耳じゃないかしら~」とか「お隣じゃないかしら~」とかね。
何とか出なくて済む方向に思考を持って行こうと小さな激しい格闘を脳内でするのだわ。

「ピンポーン」
無情にも鳴ったのよ。
4回目ね。
これは流石に出ないとまずいわ。
身に覚えはないけど、配達の方だったら迷惑だし。
だから覚悟を決めて、髪留めを外しながらインターフォンに出てみたのよ。
まめまるの家は、良くあるカメラが付いているタイプなのね。
で、カメラを見てみたら、映るのは御年配の女性の2人組なの。
「あぁ、これは自治会の方かも。存じ上げないお顔だけど」
ご近所さんなら尚更、さっさと出ないといけないわ。
寒空の中、ご近所のお年寄りを待たせるなんて、極悪非道な私よ。
後で何を言われるか分からないじゃない。
怖いわよ。
あわあわしながら、ルームシューズを脱ぎ捨て、転がるように出たのよ。
「お待たせして、すみませーん」
「あら、ゆっくりされてたんじゃないの?お邪魔してごめんなさいね」
「いえいえ、いえいえ、いえいえ、いえいえ」(目の前の2人組がご近所の方で、在宅ならさっさと出てくれないと…と思われていると信じてる)
「あのね。急になんだけど、あなた神様を信じてらっしゃるかしら?」
「へ?神様?」(おやっ?神様とな?しかも本当に急な事で)
「今年は年明けから大変な事が起こってますでしょ?何かお困りだったら神様におすがりするのも良いと思うのよ」
「はぁ」(これは、勧誘ってやつじゃないか?)
「イエス様には御興味なーい?」
「無いっ」(ここはきっぱり言わないと…と頑張っている)
「お困りごともなーい?」
「無い、無い」(無職無収入なことが大きな不安ではあるけど)
「あら、そう。残念だわ。けど、今後興味が湧いたら、こちらを見て欲しいの」
そう言いながら、小さなピンクの封筒を下さったのよ。
「中にはQRコードが入ってて、詳細が分かるようになっているから…」と。
「…」
「お寒い中、ご苦労様でした。気を付けてお帰り下さい」
…終了。

出るんじゃなかった。
もろもろ脱ぎ捨てて、急いで出るんじゃなかった(後悔)

いや。
良いのよ。
他人様が、どんな神様を信じてても。
自由だもんね。
まめまるだって八百万の神々を信じてるわ。
だから、神社だってお寺だって大好きだし、非科学的と言われても、今の科学じゃ証明されてないだけで、まだまだ分かってないことは沢山あると思ってる。
けどね。
正直に言うわ。
助けて欲しいとか話を聞いてほしい時って、こちらからお願いに行くから~。
突然予約も無しにやって来ないで~。
しかも、ご近所さんを装うのはやめて~(勝手に思い込んだだけだけど)
まぎらわしいのよ。

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