今日は惚気？よ。
たまには、良いわよね？
いやかしら？
まぁ、聞いてあげても良くってよ～って奇特な方だけ読んで頂戴。
頼んだわよ。
そうね。
かれこれ2週間ほども前かしら？
山彦ちゃんが、何の前触れもなく言ったの。
「ソーダストリームと電気圧力鍋、どっちが欲しい？」
へ？、よ。
ソーダストリームって、あれよ。
炭酸水を自宅で作れるってやつ。
しかも、炭酸の強度を好みで変えれるのよ。
私、炭酸水が大好物なの。
今はペットボトルに入った物を箱買いして飲んでるのね。
夏の暑い時期は、日中は氷を入れてそのまま飲むし、晩酌時には焼酎やワインを割って飲んだり。
はい。
最高よ。
だから、ソーダストリームは発売されたときに真剣に買おうかと検討したの。
何故買わなかったかったかと言えば、２つ理由が有ってね。
1つは強炭酸は飲み過ぎると歯にも内臓にも良くないらしいの。
自分で作って飲めるってなると、歯止めが利かなくなる可能性が有るでしょ？
自制心のよわよわな私には良くない感じだわ。
もう一つは、寒くなると飲まなくなるからなのよ。
晩酌も寒いから炭酸割りからお湯割りに変わるしね。
年中通して使う訳じゃないのよね。
つまりね。
使わない季節は、収納されちゃうわけね。
で、次の夏がやってきたときに、まだ私が炭酸水が好きかどうかは分からないと思ったのよね。
もし、私の炭酸水ブームが終わってたら、ソーダストリームは箪笥の肥やしになっちゃう。
しかも缶の廃棄が面倒くさい。
だったら夏の暑い時期だけ、炭酸水を買って飲み切る方が良いかぁって。
そんなことを言いながら、もうかれこれ６～７年以上は飲んでる気がするから、いまだにマイブームは続いてるんだけど。
電気圧力鍋は、有ると便利だし欲しいのよ。
角煮したり、いわしを炊いたり。
短時間で～とか骨まで～とかってフレーズに心ときめくわ。
けど、如何せん置くための場所を確保しなくちゃいけない。
結構でっかいのよ。
無理して置けば、置けないことは無いけど、圧迫感が大きくなる方が気分的にしんどい。
この辺りは、山彦ちゃんと私は真逆の感覚を持っててね。
山彦ちゃんは、物が周りに犇めいていても全く不快感が無くて、むしろ安心するみたいなのね。
片や、私は沢山の物があふれていると、脳が混乱すると言うか、余計な脂肪がまとわりついてるような不快感が有ると言うか、何しろ落ち着かないの。
こういう快・不快の話って、言葉で説明してもなかなか理解しにくいわね。
まぁ買うなら、何かを(例えば炊飯器を)捨てて代わりに置く、がしっくりくるけど、壊れてない物を捨てるのは、これまた不快でね。
結局あれよ。
「どっちが欲しい？」の返事は、「どっちもいらない」だったのね。
どっちも欲しいのよ。
けど、欲しくない理由も有ってね。
(主に置き場所の問題なんだけど)
両方を天秤にかけたら、要らない方がちょっと勝ってた…。
そんな感じよ。
でも、山彦ちゃんが急にそんなことを言うから、「買ってくれるの？」「なんで？」ってなるじゃない？
良からぬ事してあぶく銭が入ってきた…とか？
それは性格的に無いわね。
ギャンブルはしないから、パチンコや競馬で勝った…は無いはずだし。
宝くじが当たった…も無いかぁ。
冗談以外で、宝くじって単語が山彦ちゃんの口から出たことないもん。
そしたら？？？で一杯の私に、言ったのよ。
「もうすぐ、まめまるの誕生日だから」って。
あぁ、そうか。
そう言うことかぁ。
それなら分かる。
安心したわ(笑)
良からぬ想像してごめん、よ。
いやね。
「もうすぐ」って言っても、今月じゃないのよ。
1か月以上も先の事。
自分の事だけど、すっかり頭に無くって。
しかも、私の実家って家族で誕生日のお祝いするような家族じゃなかったのね。
友達は祝ってくれるのよ。
でも家族はプレゼントやケーキどころか「おめでとう」の言葉すら無く、普通に過ぎていく。
それが当たり前だったけど、本当はお祝いして欲しかったんだと思うわ。
山彦ちゃんと結婚して、「お誕生日おめでとう！」って書いてあるチョコレートのプレートが乗ったホールケーキを買ってきてくれた時は、嬉しくて泣いたのよ。
で、泣きながら自覚したのよね。
あぁ、本当は家族にお祝いして欲しかったんだなぁって。
ところが、よ。
月日が流れるにしたがって、山彦ちゃんも誕生日を忘れるようになっていって。
数年は祝ってほしくて、すねたり怒ったりして抵抗してみたけど、忘れるんだもん。
仕事が忙しかった…とか言われると、ね。
仕方ないじゃない？
だんだん、どうでも良くなっていったのね。
元に戻っただけだもんね。
だから最近は何も言わなくなったけど、本音を言えば、お祝いしてくれる気持ちと、「おめでとう」の言葉位は欲しいわよ。
そんなにメデタイ歳でも無くなったけど、それでもそんな物よね。
そんなだから、まさか1か月以上も先の誕生日を祝ってくれようとしてるなんて考えもしなくて。
びっくりして、声が出なかったわ。
やっぱり、びっくりし過ぎると声は出なくなるのね～なんて、ぼんやり思った。
でね。
ここでハタと気が付いたのよ。
山彦ちゃんがプレゼントをあげるって言ってくれてるのに、私ったらしっかり＆きっぱり断ってるじゃないの。
おろおろ。
だって～。
良からぬことじゃなかったら、クイズか心理ゲームか、そんな感じ？かとまで思ったのよ～。
そこから、「どっちも要らないんでしょ？ぷいっ」ていう山彦ちゃんの御機嫌をとって、欲しい物を買ってもらえる方向で交渉よ。
でね。
迷いまくって、これを買ってもらいました。
「ルルドのマッサージクッション」。
数日前に届いて毎日使ってるのだけど、素晴らしいわよ。
肩、背中、腰、足のマッサージなら問題ないわ。
ちょっと頼りないかしら？と思ったけど、使用感以上に効果は有るみたいで、初めて使った日の翌日は揉み痛みしたくらいだった。
しかも可愛いじゃない？
そしてカバーが洗えるのも良いわ。
もう大事過ぎて、ベッドで一緒に眠りたい位よ。
私はダイニングで使うつもりだけど、実際ベッドで使っても良いのよ。
車の中で使えるようにもなってるから、一緒にお出掛けだって出来るわ。
んふふ。
最高のプレゼントよ。
ありがとう、山彦ちゃん。
あぁそうそう。
ひとつ気がかりなことが有るの。
自分が好きな物を買おうと思ったから、自分で購入して自分のカードで決済したことよ。
山彦ちゃんの事だから、支払いはすっかり忘れて、結局自分が欲しい物を自分で買っただけってことになってる可能性が大ってことね。
まぁ、祝ってあげようって気持ちが大事って思うことにするわ(笑)
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