今日のありがとう　2022年9月22日

何故だか眠くて眠くてたまらない。

山彦さんが出勤日は、5時半に出掛けるのに合わせて、お弁当を作るので、4時から4時半に起床しなければならないけれど、大抵はもっと早く目が覚める。
山彦さんが出勤したら、朝ごはんを食べる。
食べるとたまに眠くなり、そんな日は1時間ほど寝る。
昼ご飯を食べると、当然のように、またもや眠くなり昼寝する。
昼寝はもはや毎日の習慣となっている。
しかも、10分や20分ではない。
2時間くらいたっぷり寝る。
そして晩ご飯後は、10時には寝て、2時か3時に起きる。
どうだろうか。

めちゃ寝てる、そう思っていたが、こうやって合計の時間を考えるとそうでもないのかもしれない。
7時間から8時間の睡眠時間を、細切れにして眠っている感じ。
ちまちまと眠っているせいで、常に眠たいのかもなぁ。

サラリーマン時代の後半は、睡眠障害が有った。
疲れてくたくたなのに、夜間に眠れない。
だから日中に眠たくなるけれど、流石に勤務中だから眠るわけにはいかない。
睡眠不足のまま仕事をした。
ご飯を食べて血糖値が上がると眠気が強くなるので、朝ご飯と昼ご飯を食べなくなっていった。
眠れないし、食べれないし。
そんな状態が長く続けられるはずがなく、体調を崩していった。

以前読んだ本で、刑務所暮らしを経験したことが有る方が、中に入ってみて、外の生活の自由さを知ったと言っていた。

好きな時にトイレに行って。
好きな時に好きな物を選んで食べて。
そして、好きな時に起きて、眠る。

自由とは、これが出来る事なんだと言っていた。
読んだときは、なるほどなぁと思ったけれど、よく考えれば鳥や虫や野生動物は当たり前にしていることばかり。
本能のまま生きている。

だとしたら、人間社会は、快適さを求めて発展してきた割に、本能に逆らって生きなければならない、快適ではない不自由生活社会なのかもしれない。
学校や会社に行けば、決まった時間に起きて寝て、お腹が空いてなくてもご飯を食べて、時には排泄を我慢するのだから。

無職になって、自由になった。
昼寝を我慢して、夜にしっかり眠る方が良いと言われるだろう。
1日3食食べるべきと言われるだろう。
規則正しい生活が正義と言われるだろう。
けれど、無理に矯正せず、本能を信じることにした。
こうあらねばならないを横に置いて、寝たいときに寝て、食べたいときに食べるようにした。
無理に矯正して整った風に取り繕うのではなく、本能のままに生活して、その結果整って行かなければ、すぐに元の木阿弥になりそうだったから。
有難いことに、山彦さんは私がしたいようにさせてくれた。
一切、「こうしろあーしろ」と言わないし、「自分はこうした方が良いと思う」と言うアドバイスすら無い。
ただ、私が働かなくても良いように、黙って生活を支えてくれている。
私は運が良い。
そんな山彦さんが傍にいてくれるのだから。