出石で「ははぁ~」

おでかけ

兵庫県豊岡市出石町に行ってきたの。
丹波の小京都と言われる出石町ね。
言われるって、いや、違うか。
誰も呼んでくれないから自ら呼んじゃう系かも?
我が兵庫県に有りながら京都を名乗ろうなんて、ちょっと厚かましくないかしら?なんてね。
自虐思想が、こんなところにまで顔を出しちゃう自分が悲しいわ。
だってね。
出石町と言えば、皿そばのイメージしかなくって。
自慢じゃないけど、50年以上も兵庫県民していると、出石にだって「10回で足りる?」って位訪れたけど、一回も出石町目当てで出掛けたことなんて無いのっ。
そうよ。
出石って、私の中では「近隣のどこかに行ったついでに、ちょっと寄ってお蕎麦を食べるところ」のイメージだったの。
めちゃ失礼ね。
でもそれは、おそらく山彦ちゃんも同じだったのね。
だから、山彦ちゃんも「久しぶりに出石に蕎麦食べに行こうか?」って言ったし、私もとっても素直に、出石でお蕎麦食べた後、近隣で観光出来るところが無いかなぁ?ってチラッと考えたの。
でもね。
色々と回ろうとすると、朝早くに出発して、目一杯遊んで、夜遅くに帰宅するパターンになるのよ。
これね。
50歳過ぎると地味にしんどくなるの。
しかも、2人でお出掛けするとうーちゃんが1人でお留守番になるでしょ。
あんまり長時間は可哀そうでね。
そんな感じだから、目的地を出石町のみに限定して、ゆっくり出発で早め帰宅の「のんびりとお蕎麦とドライブを楽しむだけの旅」に決めたの。
出掛けたのは11月4日。
3連休の真ん中。
お天気は快晴。
11月だと言うのに、凄く暖かい日だった。
所要時間は、まめまるの生息地からだと高速を使って2時間位。
9時頃出発して、途中でサービスエリアに寄ったりして。
こんなもの買ったわ。

初めて見たわ、種なしピーマン。
ご当地の銘菓でも無ければソフトクリームでもコロッケでもないの。
主婦は、サービスエリアでこういうのを買うのよ。
そんなこんなで、出石に着いたのは11時半頃だったかしら。
出石の町には皿そばのお店が凄く沢山あるの。
どこのお店で食べても、そんなに変わらないし、そこそこ美味しい…と思う。
けど、今回の山彦ちゃんには行ってみたいお店が有ったのね。
ちゃんとお目当てのお店の近くの西の丸駐車場に車を止めたの。
知らなかったのだけれど、前日の11月3日は毎年「出石お城まつり」を開催しているらしく、総勢120人からなる子供大名行列と、奴に扮した30数名の大人による槍振りが町を練り歩くイベントあるんだって。
今年も開催されたようで、前日はなかなかの混雑具合だったそうよ。
そんなイベントが無い日なら、駐車場は何か所も有るから、待つことも無く余裕で止めれるわよ。
当然私達が行った日も、連休中だったけど普通に止めれたわ。
駐車料金は400円。
支払いをしたら、出石手帳とか言う観光マップを下さったわ。

でね、山彦ちゃんのお目当てのお店って言うのが、ここ。
https://daytrip-izushi.jp/soba/128/
おばあちゃん4人が仕切っているという辰鼓櫓さん。
早速、皿そば2人前に追加で5枚を注文したわ。
待っている間に、急須にお茶を入れて出してくださったのだけれど、このお茶が美味しい。
お茶の美味しいお店は、お料理もたいてい美味しいわよね。
お茶が美味しいだけで、待ち時間もワクワクしたわ。
皿そば1人前を注文すると、お蕎麦が5枚とつけ汁とお漬物と蕎麦湯、薬味としてねぎ、わさび、生卵、すりおろしのとろろいもが出てくるの。
5枚追加したから、この時点でお皿が15枚ね。
15枚って聞けば凄い量だと思うけど、何のことは無いわ、ざるそば3人前よ。
美味しいかったから、更に5枚追加して、更に更にご飯も1人前注文よ。
ご飯は日替わりらしく、椎茸ご飯でね。
賄いように作ったらしき大根と里芋と練り物の炊き合わせや、蕪の葉っぱのお漬物もサービスで出してくださって。
これがまた、薄味なのに、しっかり出汁が効いてて素朴で、安心して食べれる味で最高。
本当のおばあちゃんちで食べてるようだった。
ここでお知らせよ。
お蕎麦の写真を撮ったんだけど、スマホがフリーズしちゃって復活した時には保存されてなかったの。
こんなに熱く語ってるのに、写真が無いの。
リンクを見て想像して。
頼んだわよ。
結局、皿そば2人前に10皿追加して、ご飯1人前を頼んで会計は3150円。

もう、お腹パンパンよ。
ドライブとお蕎麦が目的だったから、もう目的は達成ね。
あとは、山彦ちゃんの会社にお土産でも買って、ゆるりと帰りましょ、だったんだけど、如何せんお腹がパンパン。
ここで、さっき貰った観光マップを思い出したの。
取り出して、あらためて見てみたら、出石城跡やら、資料館やら、家老屋敷やら、神社やら。
見るところが沢山あるじゃないの。
どこもかしこも、とっても魅力的だけど、全部回るには時間も体力も足りないわ。
で、2人で吟味して家老屋敷と城跡&稲荷神社に行ってみることにしたの。
まず、家老屋敷ね。
江戸後期の上級武士の居宅よ。
襲撃に備えて作られてて、刀を使いにくくするため天井は低く、2階へは隠し階段でしか上がれないような造りになっているうえに、さらに万が一に備えて2階から外に抜けれる道が確保されてて工夫の様子が至る所にみられるの。
大名行列の資料も展示されてて、写真も撮り放題。

早速。

家老と「ははぁ~」の山彦ちゃんよ。
随分様になっているじゃないの。
入館料は200円×2人。
面白かったわ。
次に向かったのが、稲荷神社ね。

成人式の前撮りらしく、振袖をきたお嬢さんを囲んで撮影会が行われていたわ。
私達は、親御さんと同年代ね。
娘さんも親御さんも、笑顔でキラキラしてて。
幸せのおすそ分けを頂いた気分だったわ。
素敵だった。

で、城跡ね。

で、最後がそばざんまいパフェ。

そばぼうろ・そばソフトクリーム・そばサブレ・あんこにきな粉というラインナップ。
別腹、別腹。
616円×2個也。
近所にお住まいらしき常連のおばあちゃんが、マダムカーを押しながら来店されて、一緒になったんだけど、店員さんとおばあちゃんとのやり取りが可愛くてほっこりしたの。
個人情報に触れちゃうから、内容は書けないけどね。
地元の常連のおばあちゃんが通う店。
悪いはずないわよね。

久しぶりに行ってみたら、整備されて観光地化が進んでて、私が知らなかっただけで見るところも沢山あって、めちゃめちゃ楽しいところだった。
「皿そばしかないのに、小京都とか言っちゃって」なんて言って、本当にごめんなさい。
反省してるわ。
なんなら、本家京都よりゆっくり楽しめて、お蕎麦も美味しくて、人が優しくて、居心地よくて最高だったわ。
兵庫県の誇れる観光地よ。
是非行ってみてね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました