土間が人気らしい

雑記
土間が人気らしい

そもそも土間とは?
ウィキ様によると…。
土間(どま)は、家屋内にあって床板を敷かずに、地面のままか三和土にした空間
主に玄関近くに設けられ、屋内では靴を脱ぐ習慣がある日本などにおいても、土間は土足のまま屋外と出入りでき、台所や作業場、土汚れがつくもの保管場所などとして使う
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E9%96%93#%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E5%A0%B4

有りました。
田舎の祖母の家、まめまる母の実家に。
まめまる母は80代。
兄弟が7人だか8人だか。
幼くして亡くなった子供もいるようで、当時の日本では珍しくないとはいえ、まさに貧乏人の子沢山の家だったようです。
貧しいながらも、生活している人数が多いし田舎なので家は大きかったように思います。

祖母が亡くなった後、現在は母の兄弟の代になっているので、最近は行く機会もなくなりましたから記憶が曖昧ですが、当時の話をしたいと思います。

母の実家は、まず玄関を入ると、右手にドアが有ってここは台所につながっています。
正面には廊下が延びていて、まっすぐに進めば大広間に、左に行けば二階へと続く階段に、右に行けば仏間に、仏間をさらに右方向に回り込むように進むと再び廊下に出て台所につながって一周できる感じ。
その台所が土間で、玄関からも、仏間からも、そしてお勝手口が有って屋外からも直接入れるような設計だったんですね。

で、仏間(仏間から出た廊下ですが)と台所の間はいわゆる上がり框になっていて段差が有る。
で、長方形の長いダイニングテーブルの長いほうをを上がり框に沿うように置いてました。
段差を利用して、仏間側では上がり框に座布団を敷いて座り、台所側では椅子を置いて使ってました。
こうすることで、土間で調理をしたものを、お母さんは靴を脱ぐことなく、カウンターのように、テーブルに提供できるし、子供たちは部屋の中で靴の脱ぎ履きをせずに食べれるし、子供が小さいうちは座布団を敷いただけの上がり框側では同じスペースでも沢山座れます。
当時、まめまる祖父は病気で車いす生活だったのですが、嚥下が上手くできず良く食べこぼしていました。
けれど、土間側で介助しながら食べさせれば床が汚れても掃除が楽でしたし、小さな子供の食べこぼしも同様でした。
水を撒いて、デッキブラシのような箒で掃除すればあとは自然乾燥。
多少残っていても、しょせん土間は「靴で過ごす場所」だから、畳やじゅうたんを掃除するのとは気軽さが違います。
更に玄関から直接入れることで、雨の日でも帰宅した子供たちが、どろどろのジャージのままクラブ活動の道具の手入れをしながらアイスを食べたり、郵便屋さんが来ても台所で受け取りができます。
近所の人が遊びに来ても、料理を作りながら、お茶を出して話を聞いて。
靴を脱いで上がり込むことがないから、適当なところでさっさと帰っていかれる。
お勝手が有ることで、土がついた農作物を玄関を通らずに台所に入れられるし、ゴミ出しも楽。
今、思い返せば考えに考えつくしたような画期的な構造でした。

但し、難点を一つ。
冬は寒いんですよね。
だって地面ですもん。
ガンガンストーブを炊けば良いのでしょうが、底冷えする中で料理するのは辛いです。
台所で料理を担当する人にとっては、微妙だったかもしれないですね?

現在は、マンションの中に土間風のスペースを設けたり、戸建てでも空調をしっかり考えて設計されていたりして、土間のメリットだけちゃんと得られるようになっているそうです。
少し広めにして、子供の遊び場にしたり、お父さんのワークスペースにしたり、雨の日に洗濯物を干したり、用途は無限に広がります。

そういえば、我が家が家を買うとき、土間のある家を検討したんです。
有り体に言えば、私が好きなんですよね。
結局希望は叶いませんでしたが、土間のこういう記憶が有るから、懐かしさを感じたのかもしれないなあと改めて思いました。
土間人気、本物だったら嬉しいなぁ。

昨日の晩御飯
ポトフとミートソーススパゲティ
昨日のお買い物
牛乳 198円
絹豆腐 48円×2個
マーガリン 300g 168円
食パン 98円
税込み合計 604円

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