容態急変時の延命処置に対する意思表明と2023年4月5日のお買い物とごはん

雑記
容態急変時の延命処置に対する意思表明
夕方、母がお世話になっている病院の透析室の看護師さんから電話が有った。
「お母様に書類を渡してあるので、家族で話し合って提出してください」
『書類ですか?』
「内容は容態急変時の延命処置に対する意思表明です」
『⁉』
「驚かれるといけないので、あらかじめ連絡いたしました」
『(既に驚いている…。最近の母は元気そうにしているけれど、体調に大きな変化が有ったのだろうか…)』
「今回の書類は、入院患者さんと透析患者さん全員が対象です」
「お母様が特別なわけでは無くて、全員に書類を頂こうということになりました」
『なるほど』
「お母様には、主治医から既に説明が有り、ご本人様は即答で何もしなくて良いよ~とおっしゃっておられますが、一旦書類を持ち帰って家族と話し合っていただくようにいたしました」
『(あわわ)』
「書類は提出していただいた後も、希望が有れば変更も可能ですので安心してください」
『そりゃそうですよね』
『では、希望を変更したいとこちらからお伝えしなければ、今回の希望がずっと継続されるということですか?それとも定期的に、例えば年に1回とか意思確認が有りますか?』
「何しろ、全員の方にこのような書類を頂くのは今回が初めてですので、今後については決まっていませんが、病院側から定期的な意思確認の予定は無くて、提出していただいた意志が継続となると思っていてください」

 

つまり、母の容態が急変した時に、どこまでの延命処置を希望しますか?って話です。
心臓マッサージするか?
挿管するか?
何もしないか?
とか。
希望はいつでも変えれるけれど、一旦は書面で提出してねってことですね。

母と話が出来るのは日曜日になってしまうけれど、事前に妹には話しておいた方が良いだろうと思い早速ラインで内容を伝えた。
妹だって、突然言われたら驚くだろうし、戸惑うに違いない。
そう思ったけれど、返事は予想と少し違っていました。
「本人の意思が確認できるうちにやってもらえて有難い」
「自分は人間いつかは死ぬのだから、父が先に行ってくれたことで、死んだら父や亡くなったペットと言う家族に会えると思えば死ぬのが怖くなくなった。むしろ楽しみですらある」
「母も本当やね~って言っていた」
「母の意思を尊重で良い」
「即答で、何もしなくて良いと答えた母の気持ちが良く分かる」
「自分自身も何もしない+可能なら臓器提供希望+検体も可」

確かに、父の時に母も自分の最後を考えたと思います。
けれど、時が過ぎれば考えは変わります。
そもそも、即答したという医師の説明を母がどのくらい理解できたのかを私はまず心配しました。
どこまで命に執着が有るか?を知っておくことが大事だと考えていたのです。
きちんと私たちが話をして、母が理解していると分かった上で母の意思が確認できるのなら、喜んで尊重したいと考えました。
けれど、妹は自分も母も命に執着は無くて、それどころか既に死を受け入れていて、出来るだけ苦しずに行けるならむしろ楽しみなぐらいだと思っていると言うのです。
けれど「私なんて、いつ死んでも良いわ~」なんて言っていた方が、いざ余命わずかな病に侵されていると分かると、ありとあらゆる手段で生き抜こうとされることってアルアルですよね?
だから、母や妹の言葉を丸ごと信じるのは如何なものかと思うけれど、基本的な考えを知ることが出来たので良かったです。
因みに私自身も「何もしない派」です。
出来るだけ苦しくないように、痛くないように緩和医療は有難く受けたいと思いますが、力ずくで命をつなぎとめる処置は拒否希望です。
内容が内容なだけに、気軽には親や兄弟と話しにくい事ですが、そんな場面は急にやって来るものです。
その時になって、希望を聞こうと思っても冷静に判断はできないかもしれません。
はからずも、母の話をしていて死が楽しみですらあるという妹の考えを知ることになり、驚きはしましたが十分理解できる考え方でした。
後悔しないように、意思を尊重してあげられるように、家族の気持ちを確認できる良い機会を頂けたんだなぁと感謝しました。
お買い物
無し
ごはん
手羽元の煮物定食
手羽元と卵とこんにゃくの煮物
サラダ
小松菜とあげの味噌汁
ごはん

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