激安スーパーで幸福感が高くなった?

雑記

幸せって何だっけ?
最近、そんなことを考える事があったの。

始まりは、2週間ほど前に近所に新しくスーパーがオープンした事なの。
我が家から、一番近いスーパー爆誕よ。
工事期間中は膜に覆われてて店名も分からず、「コンビニか介護施設でも出来るのかな?」なんて思ってたの。
看板が掲げられて、どうやらスーパーらしいと分かっても、まめまる的には知らない名前のお店だったから、「既に買い物し慣れたお店3件が有るから別に無くても良いけど、近いし選択肢が増えるのは悪くはないかもね~」なんて、そんな程度だったの。
そもそもお馴染みさんスーパーは、欲しい商品の陳列の場所も分かってるし、お気に入りの商品もそれぞれあるし、「3件のお気にの地位」は揺らがないはずだったの。
期待してないもんだから、開店してすぐのオープニングセールで賑わってるであろう数日を避けるようにして、混雑が収まってから初めて行ってみたの。
そしたら、オープニングセールは終わっているはずなのに、そのスーパーの価格が、他の近隣のスーパーより全体的に安いじゃないの。
ニンマリだわ。
後日知ったのだけれど、どうやら新スーパーさんのチラシは週に1度更新されて、1週間有効みたいでね。
初めて行った日は、一部オープニングセールの商品が有ったようで、特に安かったみたいなんだけどね。
それにしても、全体的に安いし、他のお店は大抵”その日限定”の「広告の品」が1週間のうち、いつ行っても買えるって訳なの。
でね、結局翌日も行って、その翌日も行って…。
気が付いたら毎日みたいに行ってる…。
あらま、よ。
よく考えたら、近くて安いって最高よね。
まだ1か月も経ってないのに、すっかりお馴染みさんスーパーに格上げよ。
我ながらびっくりよ。
更にびっくりしたのが、何故だか謎に幸福感が高くなってるのよ。
幸福感?へ?何それ?どういうこと?って思うわよね?
私もそう思う。
だからね、考えてみたのよ。
最近インフレだかなんだか知らないけど、何でもかんでも値上がりが凄まじいじゃない?
買い物する度に、どんよりした気分になってたのよ。
「また上がってる…、また小さくなってる…、また少なくなってる…」
買い物に行く度にガッカリするばかりで、出るのはため息ばかりの状況だったの。
でも、仕方ないじゃない?
円安だし、地政学的なリスクは高くなるばかりだし。
分かってるけど、買い物する度にくらう「どんより気分パンチ」は、ボディブローのように少しづつ私の気分を暗くしてたみたいね。
お給料は上がらないから余計よね。
ところが、そこに現れた救世主(新スーパー)よ。
「おっ、これは安い!。おっ、これも安い!」
「これも、それも、あれも買いたいけど、沢山買うと持て無さそう…、あっ、明日も安く買えるんだ!」
「嬉しいな、助かるな、もう一つ余分に買おう、安く買えたからおやつも果物も買おう」
そうなのよ。
ウキウキ気分で買い物が出来るの。
主婦の買い物って頻度が高いもんだから、ウキウキの回数があからさまに増えたみたいでね。
そのせいで幸福感が高くなってるみたいなのよ。
単純ね。
単細胞ね。
ゾウリムシね。
え?そんなことで?って思うわよね?
本当にスーパーのせい?って思うわよね?
自分でもそう思う。
安いって言ったって、数十円の話なのよ。
それで幸福感が高まるって本当?って思うじゃない?
けど、ゾウリムシな私に限って言えば、どうやら本当みたいなのよ。

でね、冒頭の「幸せって何だっけ?」よ。
幸せと聞いて、よく言われるのは自分やペットを含めた家族の健康や、人とのつながり、生活を維持するのに困らない程度のお金、愛する対象の存在、自由な時間とかなのかしらね。
確かに全部大事よ。
不足したり欠如すると、不幸と感じやすいわ。
健康なんて、失って初めて有難さや幸せを知る最たるものよ。
健康だった時はそれが幸せだとは特別思わないくせに、病気になると不幸だと感じ、病気が治ったら幸福だと感じる。
ずっと健康だったら感じなかった幸福を、一度失うと感じるようになる。
そういうことよ。
当たり前にスーパーで時々特売価格で買えていた商品が、社会情勢で以前のような価格ではずっと買えなくなった。
特売と言っても、以前と比べたら特価でも無くなった。
そして、その状態が加速して続いていた。
そんな状況で、以前の特売価格に近い価格で再び買える機会に恵まれた。
当たり前に有ったし、ずっと有る状況が続くと信じていたものを一旦失い、負の感情に押し流されそうなときに、再び手に入れたことで、ウキウキして幸せと感じた。
そういう解釈も出来るのかしらね?
かつては仕事が上手くいくと幸せだった、恋愛がうまくいくと幸せだった、資格取得が受験が勉強が上手くいくと幸せだった、友達とカラオケしたり旅行に行ったりが幸せだった。
各年齢のステージで幸せの基準って変わるんだろうけど、今の私はスーパーの安売りで幸せを感じられる人になった。
人間ってどんなことでも幸せを感じられるものなんだなって思ったわよ。

驚くべきことに、家から近い激安スーパーは、我が家の家計を黒字にしてくれるばかりか、ゾウリムシな私に幸せをくれるウキウキ製造所だったわ。

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