父の病状説明5

まめまる父

昨日、父が退院した。
一昨年の胃がんの手術時から考えると、入院病棟も外科病棟から内科病棟へ、急性期病棟から回復期病棟へ転棟を繰り返した父は、多くのスタッフさんと関りを持った。
退院に際して、看護師さんの中には病棟を超えて、顔を見せて挨拶に来て下さった方がおられたようで、嬉しそうに報告してくれた。
コロナ禍で面会も出来ない家族に代わって、看護師さん以外にも看護助手さん、理学療法士さんやソーシャルワーカーさん等、随分多くの方々に優しくしていただいたんだなぁとジンとなる。

退院後は、訪看さん、ケアマネさん、ヘルパーさん、往診対応クリニック、デイサービス対応施設等が支えてくれる。

帰宅した父は、早速母が作ったちらし寿司を食べた。
量は少ないけれど、美味しいと笑顔になった。
良い恰好しいの父は、退院時はパジャマから着替えてベルトも締めていた。
自宅に帰ればパジャマだし、着替える必要だって無かったと思うが、父のプライドが許さないのだろう。
帽子を持ってきてもらえなかったことが不満だったようで、散髪に行きたいと話した。
まだまだ、見た目を気にする余裕が有って、むしろホッとする。

昨日初めて会った訪看さんから、見取りの話が出た。
看護師さんの目で見ても、やはりその時期が遠くないという事なんだろう。

家族が出来ることは、父の笑顔の回数を増やすことだけ。
今日から実家に通う毎日が始まる。

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