父の病状説明6

まめまる父

朝から実家へ。
いよいよ介護計画に沿ったサービスが開始される。
17日はヘルパーさん+往診+リハビリの日だった。
私が実家に行けなくても滞りなく回るようにしておかねばならない。
とはいうものの、寄り添えば寄り添うほど両親のみの生活は難しいなぁと感じる。

今日の往診は採血のみ。
検査の結果、週末の血小板輸血と来週の全血+血小板輸血が決まった。

リハビリは病院からの申し送りを受けて、機能維持の目的でメニューをこなしていく。

食事、排泄、起床、離床、移乗・・・元気であれば何てことない生活するうえで必要な基本の動作1つ1つを、無理がないよう丁寧に確認しながら進める。
意外なことに、たった1日だけれど、昨日より今日の方がスムーズ。
慣れるまでには、かなり時間が必要だろうと思っていただけに、1日の進歩に驚く。
人間の適応能力は、80代になっても凄い。

午後になって、散髪に行くと言い出した。
元気だったころは月に1度行っていたというから、行きたいのは無理もない話。
ケド、父がいつもお世話になっている美容院は、お店の前が坂道で。
しかも、玄関前には段差がある。
今の父の状態では車椅子に乗って家族が付き添っても、訪問するのは難しい。
懇意にしているというので、勇気を出して出張してもらえないか相談してみたところ、快く受けて下さった。
お店が休みの月曜日をご提案頂いたが、月曜日はデイサービスを利用する日になっており貴重な入浴日だからデイを優先したい。
これまた無理を承知で業務終了後の対応を希望してみたところ、本日行きましょうか?と嬉しいお返事。
19時半に約束ができた。
笑顔満開。
医療よりリハビリより父が望んでいるのは散髪。
分かっていたから、快く出張で対応していただけて本当に有難いと思った。
これまた、80代になっても美容も大事。
思い知った。

父の笑顔を増やすこと。
目標はそれだけなので、多少の迷惑は掛けても仕方ないと思っているが、世の中は思っているより優しい。
ごめんなさいと有難うを繰り返しながら、父の希望を叶えていく。

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