自分の事を、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為である。

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自分の事を、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為である。

マイクロソフト社の創業者、ビル・ゲイツ氏の言葉です。
人生において、他人と比べることは、最も早く自分を不幸にする方法だからです。

あなたは、誰かと自分を比べていませんか?
誰かと自分を比べて、「あの人はとても優れていて羨ましい。私はダメな人間だ」とか、また、反対に「あの人はダメな人間だ。私の方がまだマシだ」とか。

因みに、私は良くあります。
主に前者で。
自己肯定感が低いので、自分がマシだと思う事より、ダメだと思う事の方が圧倒的に多いです。

先日友人と話をしていて、同じことを感じました。
友人は、銀行員のお父様と専業主婦のお母様の家庭で生まれ、経済的恵まれた環境で育ちました。
容姿は芸能人のように超端麗という訳では有りませんが、中肉中背でごくごく一般的。
学業はそこそこ優秀で、大学を出て資格を取り、医療系の専門職に就きました。
ご主人様はお医者様で、本人の希望通りお見合い結婚をしました。
子供さんはお嬢さんに恵まれました。
一人っ子ですが、素敵なお嬢さんでとっても聡明。
現在は母(友人)と同じ職業に就くべく、大学に通っています。
ご両親を含めて介護が必要だったり、病気がちな家族はいません。

どこからどう見ても世間一般には「幸せ」なのです。
勿論、自分の希望を叶えるため、学業にも自分磨きにも、仕事にも婚活にも一生懸命努力したのだと思います。
そしてその結果、ちゃんと希望通りの人生を歩んでいる。
私から見れば、「どう?私って凄いでしょ?偉いでしょ?頑張ったでしょ?」と言って高笑いしたって、不思議じゃないレベルだと思います。
なのに、なのに。

自分ダメダメ攻撃が激しいのです。
自分を友人と比べて、ママ友と比べて。
ご主人様を誰かの旦那と比べて。
お嬢さんを誰かの娘さんと比べて。
現在、開業されているご主人様のクリニックでお手伝いのために働いているのですが、働く事そのものが恵まれていない・・・と。
優雅に専業主婦が最強だと。
自分はダメだと・・・・。

私にしてみれば、❓❓❓でございます。
意味不明です。
聞きようによっては、喧嘩売ってるの?レベルです。
本当に、「愚痴をこぼす相手を間違えたら刺されるわよっ」とひっそり思う位です。
けれど彼女は真剣なのです。
そして実際、残念な事に彼女は決して幸せでは無いのです。

そんな彼女の自分ダメダメ話を聞きながら、けれど仕方がないのかなぁと思っていました。
だって比較対象は自分の近くに居る人たちですから。
世界中を見渡せば、日本に生まれたというだけで当たり前に得られる物や事が、どんなに頑張っても得られない場所が沢山有りますが、自分の周りだけを見ていたら気が付かないですもんね。
有る物、有る事、持っている事をすっかり棚の上に上げて、無い事や無い物を探しますもん。
周りにいる方たちが彼女よりも、ずっと恵まれた環境だったら自己肯定感は下がりますよね。

ビルゲイツ氏の言葉を聞いて、改めて思いました。
やはり誰かと比較するのではなく、比較するなら昨日の自分だと。
「昨日の自分」よりちょっとだけ「今日の自分」が幸せで居られるようにしよう。
だって、誰かと自分は違う人間ですから。
何を幸せだと感じるかも違うのですから。
目指すゴールが違うのに、途中で比べるからややこしくなる。
優劣や得手不得手は有って当たり前。
経済的な環境やステータスが違うのも当たり前。
で、それに振り回されるのは無意味だと。

最終目標は「幸せになる」ですよ。
難しい事は考えちゃダメ。
幸せだったら良いのです。
他人が共感してくれなくて良いのです。
イイね❕してくれなくて良いのです。
「自分が幸せだと感じる」のが大事。
そして、その幸せに至る途中も幸せだったら、尚良し。
途中が幸せじゃないなら、自分のレベル上げをして幸せだと感じるようにするだけ。
比べちゃダメ。

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