蒸し牡蠣を食べる会

雑記

先日、山彦ちゃんがね、言ったのよ。
「牡蠣食べるか?」って。
・・・・。
真意が不明だわ…。
ぐるぐるぐる。
牡蠣は大好きだから、食べるわよ。
というか、食べてるわよね?
時々スーパーで買ってきて、食べてるわ~。
そして、私が牡蠣好きな事は、山彦ちゃんも知ってるはずよ?
では、この問いの意味はなーに?
ぐるぐるぐる。
頭の中で、ぐるぐるぐるよ。
ぐるぐるしたけど何周回っても分かんないから聞いたわ。
「食べるけど、何?」
この聞き方よ。
いつでも逃げれるように、ちょっと腰も引き気味よ。
我ながら警戒心マックスの聞き方だわね。
ふふふ。
そしたらね。
「仕事で付き合いのある人が、副業で牡蠣の販売を始めるらしいわ。で、副業に協力して、殻付きの牡蠣を購入してあげようと思って」
「‼‼‼」
なんと。
殻付きの牡蠣と‼
まめまる、牡蠣料理の中でも、焼き牡蠣が大好物なの。
あー、炭火であぶって食べたい。
じゅるっ。
想像だけでよだれがたらり、よ。
けど、我が家にはバーベキューセットも七輪も無い。
食べたいけれど、物理的に無理だわね。
まさか、そのためだけにバーベキューセットを購入する財力は無いし、保管する場所も無い。
あー、でも食べたい。
ポン酢おろしで食べたい…。
どうしても食べたい…。
…。

「じゃぁさ、カセットコンロの上に網を置いて焼いたら良いんちゃう?」
おー、まめまるの迷いを察知したかのような提案。
うー。
けれど、やっぱりそれじゃ、焼けた牡蠣から牡蠣汁が滴って、大惨事になり、後始末が大変よね?
うー。
けど、食べたーい。
けど、むーりー。
結局迷いに迷い、「食べたいけれど、物理的に無理だから遠慮しておくわ~」って一旦は断ったのよ。
しくしく。
ところが、断った瞬間に、ふと思い出したの。
今年のお正月に山彦母が言ってたことを。
「昔むかーし、一緒に牡蠣を食べに行って美味しかったから、また行きたい」って。
あぁ、そう言えば、山彦母が牡蠣を食べに行きたいって言ってたなぁ。
じゃぁさ、我が家で焼き牡蠣パーティして、呼んであげたら喜んでもらえるかな?なんてね思っちゃったのよ。
母が喜ぶなら、多少、後片付けが面倒でも頑張っちゃう?
なんだかんだ言って、私も食べたいし訳だし。
でも、やっぱり面倒くさいか…。
上手く出来るかどうかも分かんないし。
ぐるぐるぐる。

そしたら、山彦ちゃんから新たな提案よ。
「じゃ、フライパンで蒸し焼きにすれば良いやん」
おー、蒸し焼きかぁ。
成程。
それなら出来るかも…。
ググってみたら、やり方が有ったわ。
フライパンに水を張って、アルミホイルを敷いて、殻付き牡蠣を並べて蓋をして、蒸し焼きにすれば良いだけらしい。
水が沸騰してから、6分~10分程度(殻の大きさに依るわ)蒸せば、殻が開いて食べれるんだって。
おー、これなら出来そう。
後片付けも大丈夫そう。
けど、ご招待して、初めてやってみて、失敗したら、食べるものが無くてがっかりよね。
だから、まずはスーパーで殻付き牡蠣を買って、試してみることにしたのよ。
買ったのは、7個入398円の商品だったの。
それしかなかったから、選択の余地なしだったわ。
で、手順通り蒸し焼きにしてみたのよ。
途中で、お酒を少し加えたりして。
そしたらね。
これが結構うまく出来たのよ。
想像より上手く出来て、美味しかったの。
もう、にんまりよ。
これなら、危なくないし、しっかり火が通せるから当たる心配も無いし。
しめしめ、だわ。
「食べたい欲&食べさせてあげたい欲」VS「手間が面倒くさいという気持ち」の戦いは、手間を減らす作戦で、欲が勝ったって訳よ。
欲って偉大だわね。

予行演習が上手く行ったから、次はいよいよ本番よ。
「蒸し牡蠣を食べる会(牡蠣パ)の開催」よ。
決行日は昨日。
場所はまめまる家。
参加者は、山彦母、まめまる母、山彦ちゃん、まめまるの4人。
メニューは蒸し牡蠣、牡蠣のお好み焼き、マグロと帆立のお刺身、舞茸と空豆と大葉の天ぷら、桜フレーバーのおたべ&伊予柑。
朝から、まず2人でまめまる母を車で迎えに行って一旦帰宅。
山彦ちゃんだけで、牡蠣を買いに行って、帰ってくる途中で山彦母の家に寄って、母をピックアップし帰宅。
山彦ちゃんが出掛けてる間に、まめまるは蒸し牡蠣以外の料理の準備をする。
全員が揃ったところで、テーブルでカキオコを焼きながら、まずはお刺身で乾杯。
因みにカキオコは、蒸し牡蠣が出来上がるまで食べててもらおうと思ったので、スーパーで剥いた牡蠣を購入して作ったのよ。
で、カキオコを焼きながら、蒸し牡蠣をセット。
カキオコを食べ終わるころにメインの蒸し牡蠣が出来上がり、殻から外しながら食べる。

その間に、天ぷらを揚げて、揚げたてを提供。
最後はコーヒーとデザートで〆。
言っても良いかしら?
自慢しても良いかしら?
自分で自分を誉めても良いかしら?
我ながら、上手に出来たわ~。
あっぱれって言っちゃうわ。
誰も言ってくれないけど、自分で言うわ~。
山彦ちゃんが買ってきてくれた牡蠣は、スーパーの牡蠣の殻も身も3倍くらいの大きさで、凄く美味しい牡蠣で、山彦母もまめまる母も大喜びしてくれたのよ。
大成功だったわ。

因みに、今日は、蒸し汁を濾して小さな殻を取り除いた後、お豆腐とほうれん草と人参で湯豆腐にして楽しんだわ。
翌日も楽しむなんて、抜かりが無いわ。
流石だわ。
ふふふ。

冬の御馳走よ。
スーパーの殻付き牡蠣でも十分に美味しいから、おススメよ~。

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