兵庫県高砂市に有る鹿嶋神社に行ってきたわ。
詳細はこちらをどうぞ。
http://www.kashimajinja.or.jp/
そもそもの始まりは、先日姫路市の”まえどれ市場”に行ったことなのね。
張り切って朝一番に出かけた挙句、食堂がオープンする1時間以上前に到着し、近くの喫茶店でモーニングを食べ、その流れでランチには早い時間で海鮮丼を食べ、そして調理済みのお魚を沢山買って、自宅でもお魚を食べまくった日。
食べて食べて買って帰った。
そうよ、その日よ。
まえどれ市場は楽しかったわよ。
ごはんも美味しかったし、地元の名産が並んでいる売店も堪能できたし、買って帰ったお魚も全部当たりだったわ。
お刺身は新鮮だったし、炭火で焼いたかんぱちは鶏肉みたいだったし、地元のお醤油を使って炊いた鯛のあら炊きは甘みが強くってごはんのおかずに最高だった。
でも、こんなこと言うと身もふたもないけど、ほら所詮市場でしょ？
そう、市場なのよ。
主婦にとって市場は、日々の生活と密着した場所。
なんなら主戦場よ。
「昨日も、一昨日も、違う狩場でしたけど、行ってきましたぜ」って立ち位置の場所よ。
そりゃ、これが見知らぬ土地の市場なら話が違うんだけど、如何せん近場。
まめまる生息地からだと、混んでても車なら２時間はかからないかなぁ。
てことは、よ。
並んでいるお魚も、並んでいる商品も、どこか知ってるものばかりなのよね。
なんなら、近くのスーパーで見たこと有るものが有ったりしたのよね。
満喫したけど、全部済ませても、まだお昼過ぎ。
時間は、まだまだたっぷりある。
帰宅しようと車に乗り込んだものの、ちょっと不完全燃焼だったのね。
「せっかく姫路まで来たから、食べて食べて、じゃない所に寄って帰らない？」
そう言ってみたら、山彦ちゃんが言うのよ。
「じゃ、神社に行ってみる？好きでしょ？神社」
「お～、行く行く！」
「この辺りだと、そうだねぇ。鹿嶋神社が有名かなぁ」
そう言いながらホームページを見せてくれた。
「わっ、凄い」
目に入ったのは、大きな鳥居だった。
これは、有名なチタン製の大鳥居らしい。
うー、是非見てみたい。
逸る気持ちを抑えきれず「行きた～い」
返事しながらシートベルトに手を伸ばした私の目に入ったものは、さっき買ったお魚のお惣菜だったの。
保冷バックを持っていたので、氷を貰って一緒に入れてあるとは言え、この日はまだまだ厳しい真夏日だったのね。
「ねぇねぇ、これ持って神社に行って腐らない？」
「あっ、腐るかも…」
「駄目じゃん…」
「そうだね。お惣菜が駄目になっても良かったら神社に行くし、そうじゃなかったら、今日は帰って、後日出直そうか？」
諦めきれず涙目の私。
「鹿嶋神社は逃げないよ～」
優しく笑いながら言う山彦ちゃん。
しぶしぶ頷く私。
完。
ね。
行き当たりばったりだと、こうなるのよ。
時間が十分に有ったのだから、神社にお参りしてから市場に行けば、万事丸く収まったのよ。
ムクムクと後悔が沸き上がったわよ。
一瞬不機嫌になりそうになったわ。
でもね、考えを改めたわ。
「次の楽しい予定が出来た」って。
成長したわね、私。
そんな先日が有っての、高砂リベンジ。
鹿嶋神社満喫の旅に出かけたの。
噂の大鳥居よ。
平成10年建立。
高さ26メートル、幅35メートル、耐久年数は何と驚きの1500年よ。
間違いなく最大級で最強の鳥居ね。
ここを通って進むと、神社にたどり着くまでに参道が有ってね、小さな風情のある食堂が点在してるの。
お蕎麦とかおうどんとか食べれるんだけど、名物は柏餅。
私達も、よもぎのお餅を1つずつ買って食べながら歩いたの。
柏の葉っぱ越しに伝わるお餅がね、さっきまでせいろで温めてあったからほんのり温かくていい匂いでね。
もうこれだけで幸せよね。
スキップしたわ。
御祭神はタケミカツチノミコトとフツヌシノミコト様ね。
一願成就の神様なんだって。
私達の願いは当然、「うーちゃんが長生きできますように」一択よ。
おみくじも引いたわ。
極度の怖がりだから、悪いおみくじを引くことが怖すぎて、普段は引かないんだけど”招き猫おみくじ”だったからひいてみたの。
そしたら、吉でね。
”小さい苦労は有りますが心配ありません。安心して微笑みをもって進みなさい”って書いて有って、可愛い猫ちゃんが入ってました。
なにかと不安ばかりだったから、嬉しかったわよ。
おみくじは、神社の枝に置いてきて、猫ちゃんは、お財布の中に入ってもらったわ。
そうね。
広くて、さわやかで、スッキリさっぱりした素敵な神社だったわ。
何というか、薄い黄緑色の空気が感じられる神社だった。
すっかり鹿嶋神社を堪能し、大満足な私だったんだけど、すくものはすくのよね。
小さい声で言ってみたわよ。
「お腹空いたね～」るるん。
上機嫌な私を見て目を細めながら、「何か食べる？」「帰る途中で、どこかに寄ろうか？」って山彦ちゃんも賛成してくれたの。
えぇ、賛成してくれたということにしたのよ。
柏餅を食べたことなんてすっかり忘れてしまったわ。
でね、しばらくドライブしようと思っていたのに、発車してすぐに、周りに薪が積んである一軒の山小屋風の建物が目に入って。
近づいてみたらレストランだったから入ってみたの。
山彦ちゃんは、デミソースのハンバーグ＋パン＋スープ＋サラダ＋アイスコーヒー。
まめまるは、鰆のグリル＋玄米ご飯＋スープ＋サラダ＋アイスティ。
美味しかったわ。
お店は、”inuitt”。
自然派志向で、ハーブが香って、でも素材の味がちゃんとして、玄米ご飯には大豆が混ぜてあって。
店内が混んでたから、屋外のテラス席で頂いたけど、お天気が良かったから風が気持ち良くて最高だったわ。
おすすめよ。
こうして、鹿嶋神社満喫の旅は終わりを迎えたのでした。
どうしても叶えたいお願いがある方、一度お参りしてみてはどうかしら？
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