あなたは、あなたであればいい

「あなたは、あなたであればいい」

マザー・テレサの言葉です。
あなたはあなたであれば良いのです。先日、知人から容姿の事でちょっとした軽口を言われたんですね。
恐らくそんなに悪気や悪意も無ければ、何なら場を和ませるための冗談だったのだと思います。
実際当日は、私もあまり深く考えることなく受け流して、その日は知人と別れたのです。

ところが、日が経つにつれて、知人の言葉が思い出され、そしてそれに傷ついている自分を自覚することになったのです。
50代でも、軽口で傷つく事が有るのですよね。
それとも勤め人を卒業して、沢山の人と関わらなくなったから耐性が下がったのでしょうか？
まだまだ、心がよわよわのままなのでしょうか？
分かりませんが、傷ついたわけですね。
そして、そんな自分に少し驚きながらも、リフレインのようにその言葉が時々思い出されるのですからどうしようもありません。
決して私にこんな思いをさせたくて発した言葉では無かったと分かっているのに・・・です。

困りました。
このままだと知人の事が嫌いになってしまうかもしれない。
実際、「会いたい」と強く言われたら会うけれど、自分からは「会いたい」と言えないなぁなんて思っていました。

そんな時、この言葉に出会ったのです。
「あなたは、あなたであればよい」
そうなんですよね。
他人の、しかも悪意が有るかどうかも分からない言葉に振り回されるなんて、おかしい話なんですよね。
「だからなんなの？あなたに何か関係が有る？迷惑かけている？」
「いやいや、全く関係ないし迷惑もかけてないわ」
そう言葉に出してみました。

すると、わだかまっていた自分が馬鹿馬鹿しくなって、気持ちが軽くなりました。

皆、昨日より今日が少しでも知識が増えたり、健康になったり、綺麗になったり、貯金が増えたり、出来なかったことが出来るようになったり・・・と前進するために頑張って生きていますよね。
昨日より、先週より、去年より、10年前より、悪くなろう悪くなろうと思って頑張る人は少ないと思うのです。
で、前向きに頑張った結果が今日な訳で。
だから、今日の自分を否定されるような言葉を受けると、悲しくなってしまいますが、気にしないで良いのです。
受け流して良いのです。
「あなたは、あなたであればいい」のです。

今日の晩御飯