そうだったのか ~不安と恐怖の違い編

その他
恐怖と不安
恐怖と不安って、似ているような似てないような感じだと思いませんか?
どっちも、「こわい~(´;ω;`)ウッ…」ってなりますよね。
例えば、家の中で走り回ったり飛んだりする黒い大きな虫(通称G)が突然出現したとします。
貴方は、Gがとっても苦手だとしましょう。(私です)
ばったり遭遇して姿を見てしまったら、恐怖です。ぎゃー、こわい~。
ところが、目を離したすきに物陰に隠れてしまって、姿が見えなくなった。
さっきまでそこに居たのにです。
姿を見ているのだから、自分と同じ空間に居る事は確かなのです。
この部屋のどこかにいるのに姿が見えない、どこにいるのだろう、そしてまたいつ姿を現すのだろう・・・、不安です。こわい~。

そうなんです。
こわいの対象がはっきりしているのが恐怖で、ぼんやりしているのが不安らしいのです。

それで、不安の対象は、ぼんやりしているから、どうしようと考えこんでしまうのですよね。
自分と同じ部屋にGがいる。
いつか再び出て来るかもしれないし、出てこないかもしれない。
いや、きっと出て来るだろう。
そして、それは今日かもしれないし、明日かもしれないし、1週間後かもしれない。
朝かもしれないし、晩かもしれない。
歯磨きしている時かもしれない、ご飯を食べている時かもしれないし、トイレに行ってる時かもしれないし、寝ている時かもしれない・・・。
あぁ、こわい。
もう、部屋から逃げたい・・・。
不安ですよね。
恐怖では無くて不安です。
落ち着きません。

不安は、頭の中でぐるぐると考えていても、増すばかりで無くなりません。
ぐるぐる考えて、考えるだけでGがいなくなるなら考え続けるのも良いです。
ですが、どんなに不安がっていても、Gが自然に消える可能性は低いですし、幸運にも自ら出て行ってくれたとしても、貴方がその事実を知る機会は無いですもんね。

では、どうするか?
行動することでしか不安は無くならないんです。
Gを探し出して物理的に退治する。
バルサンをたく。
コンバットやホウ酸だんごやホイホイを置く。
自分が出来る対策を一つ一つ、実際に行動して、やっていく。
行動することでしか解消されないんですね。

そもそも、不安に思っている事うち実際に起こるのは20%だと言われています。
しかも20%のうち、対策をすれば難を避けられるのは更に80%で、全体から言えば20%×0.8=16%です。
つまり、不安に思っている事の80%は起こらず、残りの20%うち16%は対策や事前の準備をすれば大丈夫なんですね。
で、残りの4%は、対策や事前準備が出来ない事。
そう、自分じゃどうにもできない事や、運命に委ねるしかないような事だったりするので、それ以上は不安になっても心配しても仕方がないということなんですよね。
放置するしかないのだから、あきらめましょう。

不安だ、不安だと思う時は、とにかく行動してみましょう。
そして、その行動は多少的外れでも、行動すれば脳は不安を解消するための行動をとっていると理解し、不安から解消されるようですよ。

事実、不安の正体が分からず、漠然と不安な時は、運動したり料理したり入浴したりすると偏桃体が不安解消のための行動をとっていると勘違いして、和らぐ効果があるそうです。

先日、友人が老後が不安で不安で仕方が無いと言うのです。
お金が足りるか不安だと・・・。
分かります・・・。
私も不安です。
だから、皆、働いたり、節約したり、資産運用して対策を取っているのです。
行動しているのです。
不安だ不安だと言いながら、パートに出る事も無ければ、節約する事も無いなら、現状は1mmも変わらず、不安は増すばかりです。
恐らく、彼女の場合はパートに出なくても、節約しなくても足りるんだと思います。
というか、無いなら無いように生活すれば良いだけですもんね。
今の生活レベルを維持しようとするから不安なだけで。
自分でも、ほんのり生きていけそうだと分かっているから不安だと言いながら、何もしない。
彼女の場合は、そう言う事なんだと思います。

ですが、本当に不安が大きくて、不安で不安で眠れないほど不安で押しつぶされそうな時は、ぐるぐる頭の中で考えるだけじゃなく、誰かに相談するとか、調べてみるとか何でも良いのです。
何か一つでも良いから行動する事でしか、不安は無くならないんですね。
当たり前の事のようですが、大きな不安にぶち当たると、その渦中にいると、不安で委縮して逃げたくなって身動きが取れなくなってしまう物なんですよね。
それでも、「勇気を出して、行動しなくちゃいけないよ~」と覚えておこうと思います。

今日の晩御飯

豚肉とキャベツのもつ鍋風

日のお買い物
無し

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