そうだったのか～将来の楽しみを待つだけで幸せになれる編

先日zozoの前澤さんが来年の月周回計画を発表されました。
満面に笑みを浮かべて「ついにこの日がやって参りました。ディアムーンのクルーを発表したいと思います。地球から出て月まで行って、色んな事を得ると思う」と話されます。
彼が乗る船は、アメリカの民間企業「スペースX」が開発している有人宇宙船「スターシップ」で、1週間程度を予定しているのだとか。
同行者は前澤さんを含めて8人、費用は約1000億円と言われているそうです。
スケールと桁が大きすぎて、持っていたかりんとうがポロリ。
「さっすが、富裕層の方は違うね～」です。

ところが、いるんですよ、庶民でも宇宙に行かれる方が。
例えば愛知県一宮市出身で、コンサルタント会社・船井総研に勤務する稲波紀明さん（45歳）。
彼は普通のサラリーマンですが、宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックが主催する宇宙旅行に参加する予定です。
稲波さんが行く宇宙旅行は専用に開発された宇宙船で出発。
離陸→上空15㎞地点で母船から切り離される→ロケットエンジンで一気に高度80㎞まで上昇し宇宙空間に到達→4分ほど無重力を体験しながら宇宙から青い地球の観測を楽しむ→大気圏に突入し地球へ帰還。
出発から着陸までの時間は90分程度です。
稲波さんは、大学で物理・宇宙物理を専攻され、宇宙旅行に憧れ、17年前の2005年に応募したそうです。
当時28歳だった稲波さんは日本人枠1人に見事当選しました。
ところが費用です。
当時で20万ドル(2300万円)。
普通の28歳のサラリーマンが行く 90分の旅行としては、とてつもなく大きな買い物です。
何より事故のリスクもあります。
随分悩んだそうですが、それでも好奇心が勝り、 給料も貯金も全てつぎ込み宇宙へ行くことを決意。
打ち上げにかかる6Gの重力に耐える訓練や無重力での過ごし方を学びつつ、当初の予定だった2008年を待ちます。
しかし、事故などで実施の延期が続き、気づけば17年が経ってしまったとのことでした。
庶民と言いましたが、前澤さんに比べると…って事で、28歳で2800万円を作れるって庶民では無いですよね～。
大変失礼いたしました。
けれど、1000億円に比べれば、2800万円は身近な金額であることに違いありません。
マンションを買うぐらいの金額、頑張れば手が届く金額ですもんね。
結果的に作れるか作れないかは別として、脳がバグらない金額です。
それでも、90分の旅行に2800万円です。
2800万円が有れば出来る事を想像すれば、決して安い買い物では無いですよね。
けれど、彼は言うのです。
「コスパが良い」と。
…❓❓❓、なんですと❓❓❓
待ちすぎて、分からなくなっちゃったのか？(またまた失礼ですね、ごめんなさい)
「遠足に行っている時よりも前日のほうが楽しかったりするわけじゃないですか。その前日が17年続いているということを考えると、17年密度の高いというかより面白い生活が送れているんじゃないか」と、やっぱり笑みを浮かべて言うのです。
つまりですね、17年間もワクワク出来た、宇宙に行ける楽しみが有ったから頑張れたし待っている時間が楽しかった、その対価として2800万円は決して高くないって事なんですね。

なるほど～でした。
確かに、推しのライブに来年行く、3か月後の好きな舞台のチケットを買った、次のボーナスが出たら行きたかった国に旅行に行く、来週好きな映画を見に行く、週末行ってみたかったレストランに行く、明日待っていたアニメの続編やゲームの新作が発売になる…。
全部楽しいし、全部ワクワクで待ってる時間が幸せ。

そうだったのか。
「人は、将来の楽しみを待つだけで幸せになれる」
お楽しみが近い・遠いや金額的な規模の差はそれほど問題じゃない。
兎に角、将来に、未来に楽しみを持てば、楽しみがやって来るまでの待っている時間が幸せな時間になるって事なんです。
だったら、お楽しみは早めに計画して待つ時間を長くしたり、大小の沢山の計画を練って楽しみの数を増やせば、幸せが増えるって事ですよね。
(限度が有りますが(^^♪)

規模がしょぼすぎてアレですが。
まめまるもジェットウォッシャーを注文して、来るまでの時間が待ち遠しかったし楽しみでした。
友人には週末のコナンを楽しみにしている人、来年のゆずのコンサートを楽しみにしている人、次の休みに憧れのパン屋さんにパンを買いに行くのを楽しみにしている人、来春の子供さんの入学を楽しみに準備している人、クリスマスディナーを楽しみにしている人、お正月に友人に会う事を楽しみにしている人…等がいます。
皆、楽しみを話すときは満面に笑みが浮かんでいます。
将来に小さくても楽しみを持って待つだけで、確かに幸せになれそうですね。
意識して、将来の楽しみを作ろうと思います。