今日の晩御飯 2022年2月18日

今日の晩御飯

まなかつおのムニエル定食
ご飯
まなかつおのムニエル&サラダ
焼きそば
冷奴

今日のお買い物

 

焼そば麺 20円×2
なっとういち 59円×2 特
小麦粉 750g 118円 特
ホットケーキミックス 178円 特
食パン 108円
みかん 200円 税込み
キャベツ 半分 85円
人参 98円
豚ミンチ 92円 20%off
鶏モモ 153円 20%off
生カキ 299円
まなかつお 340円  50%off
税込み合計 1958円

今日の本
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林住期 (幻冬舎文庫) [ 五木 寛之 ]
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母が透析を受けている病院から連絡が有った。
透析中に気分が悪くなり、休憩してからタクシーで一人で帰ったので注意してあげてください、と。
何と!

あわてて母に電話してみるが、出ない。
メールを送ってみるが、返事が返ってこない。
心配したが、結局ちゃんと帰宅して休んでいると分かり、ほっとした。父は、退院したいと言いながらも病院で過ごしてくれている。
父の快適度は別にして、少なくとも母が自宅で介護するより安全だし、私は安心。
良かったと思っていたら、次は母。
高齢の両親アルアルなんだろうけど、悪くなり始めたら、雪崩が起きるように次から次へ。
2人が交互に色んなことを訴える。

両親を見ていると、比較的元気に自分の事を自分でして、人生を楽しめるのは75歳くらい迄だなぁと思う。
それから先は、多かれ少なかれ他人様に頼り、助けてもらいながら過ごす人生が待っている。
だとしたら、あと、我が家はあと20年。
山彦さんと一緒に、そこそこ快適に楽しく暮らせる時間は、そんなに長くない。
毎年旅行に行っても、たった20か所。
過去を振り返ったり、自分達を悲しい気分にさせる事や、他人様の事情に首を突っ込んだり、つまらないことに使う時間は無い。

毎日いかに「共通の楽しい暮らしを過ごすか?」「楽しい思い出を作れるか?」が、自分の事が自分で出来なくなった人生の終盤で、幸せな人生だったと思えるかどうかのポイントなのではないかと思い始めていた。

そんな時に出会ったのが、五木寛之さんの「林住期」

古代インドでは、人生を4つの時期に分けて考えたと言う。
学生期:「青春」。青少年時代。心身を鍛え、学習し、経験を積む。
家住期:「朱夏」。社会人の時代。就職し、結婚し、家庭を作り、子供を育てる。
林住期:「白秋」。社会人としての務めを終えた後の第3の人生。
遊行期:「玄冬」。フィナーレ。
これを人生100年時代の現代に照らし合わせてみれば、25歳刻みとなり、50歳から「林住期」が始まる。
ともすれば、前半50年が人生のメインと思われがちだけれど、林住期こそクライマックスととらえて過ごすべき時期じゃないか?
林住期は、人によって多少前後し、75歳が85歳や90歳まで延びったってかまわない。
けれど、この期間は、仕事を退職し、子供が巣立ち、一人の人間として孤独を感じて、自分を見つめなおす時期。
前半で培った体力や気力、経験、キャリア、能力、センス等のすべての財産を土台としてジャンプする時期。
ジャンプしても、満ち足りた日々が保証されるわけではないけど、充足感は得られるだろう。
世の為、人の為、生活の為に、お金のために働くのを出来れば卒業し、真に自由に生きる時期。
今までやってきたことがやりたいことなら継続しても良い。他にやりたいことが有れば、やればよい。嫌なら止めて、ぼんやり過ごしても良い。
人間が真に人間らしく自らの生きがいを求めて生きる時期。
大事な事は、人生の後半をオマケと考えず、「黄金の林住期」ととらえ、前半はそのための助走でしかないと考える事。そんな内容だった。
まさに、人生の指針。
ぼんやりと考えていたことが、活字になって表現されていた。
そうそう。
そうよ、そうよと頷きながら読み進めた。

積極的にリタイアしたわけでも無いし、元気でも無いけれど、実際「今が人生で一番幸せ」な私。
それが経済的には豊かでは無くても、自由を得たことで感じられる感情ならば、腑に落ちる話だった。
ならば、指針の通り、「林住期の今が人生のクライマックス」としっかりと認識し(ここが大切だと思う)、後悔しないように生きようと思う。
林住期の初期で出会えてよかった本でした。

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