グラスホッパーとアドレスホッパー

雑記

グラスホッパー

先日の事でした。
乾燥した爽やかな風を感じ、遠くに車の走る音を聞きながら道を歩いていると、バッタに出会った。
5cmほどの大きさで、綺麗な若草色、頭から尾っぽまでしゅっとスマートな形をしている。
英語では、grasshopper
草から草へ、ホップ・ステップ・ジャンプです。

因みにgrasshopperには、バッタ以外にも意味が沢山有って。
一部御紹介。
①grasshopperという名前のカクテルが有る
ミントリキュール、カカオリキュール、生クリームを混ぜて作る。
緑色でカカオと生クリームの甘い口当たりにミントの爽やかな香りのするデザートカクテル。
「喜び」を表す。
そもそも、グラスホッパーに使われるミントリキュールのミントの花言葉が「燃え上がる恋」とか「かけがえのない時間」らしい。
何とも素敵なカクテルです。
②小型の偵察機
跳ね回る様子からでしょうか?
③初心者、未熟者
young grasshopperで「子供っぽいね」の意味で使用。

ぴょんぴょん飛ぶ様子が、可愛いからでしょう。
こんなに色んな意味を持つのは、憎からず思われている証拠なんでしょうね。

アドレスホッパー

で、バッタさんをまじまじと見ているうちに、「アドレスホッパー」を連想して。
アドレスホッパーとは、第一人者である市橋正太郎さんが提唱したライフスタイルで、定住する家を持たず、移動しながら生活する人々や生き方。
「アドレス」+「ホッピング」です。
ゲストハウスやマンスリーマンション等を利用し、点々と移動しながら気に入った場所で暮らす。
職業は、デザイナー・マーケッター、エンジニア、ライター、写真家等、勤務場所を選ばない、毎日出社しなくて良い職業。
住民票は、実家などを利用し、納税をきちんとしている。
郵便物は私書箱利用。
そんな方が多いらしい。
初めて「アドレスホッパー」なる言葉を知った時の印象は、「20代の男性が生き方を模索している途中なのかな?」だったし、「楽しそうだけど自分には出来ないなぁ」だった。

ところがどっこい。
実情は、模索どころか、しっかり働いて、しっかり納税という義務も果たして、嫌々向いていない仕事をしている人だっている現代社会の中で自分の希望する仕事に就き、更に生活を楽しんでいるという。
最近は、女性やご夫婦でアドレスホッパーなんて方もおられるそう。
ほー(スバラシイ)
定住しないってことは、人間関係を移動した先で、その都度構築する必要が有って、社交的な方じゃないと難しいのかもしれない。
けれど、向いている人にとっては、むしろ人間関係を広めるチャンス。
学校に通うような年齢の子供さんがいると、子供を巻き込むのは良し悪しだから何とも言えないけど、独身・夫婦のみだったら、有りだなぁ。
いや、むしろ羨ましぃ。

介護を卒業し(始まったばかりだけど)、山彦さんがきこりを卒業したら(これまた始まったばかりだけど)、バッタさんのように軽やかに飛び跳ねてみたいな。(遠い目で現実逃避)
バッタを見つめる私の妄想は暴走です(笑)

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