いつもの買い物の帰り道。
夕方からお天気が崩れるらしいという予報を聞いて昼前に出掛けたのに、既に空は鈍色。
1月には相応しくない、湿気をたっぷりと含んだ生暖かい風が吹いて、いかにも「もうすぐ降るぞ」と声が聞こえてきそう。
夕方には何とか乾くかと、朝一番に干した洗濯物は、流石にまだ乾いてないよなぁ。
さっさと帰宅して降り出したらすぐに取り入れられるように待機しなくちゃ。
脳内駆け足モード。
と、そこに「お姉さん」
「ちょっと、お姉さん」
女性の声が微かに聞こえたような気がしました。
気がしたけれど、それが声だとしても別の誰かに掛けられた声だと思い通り過ぎようとした時、再び「そこのお姉さん」と今度ははっきり声が聞こえてきました。
ん？
真っ直ぐ前だけ見ていた頭を左に回してみれば、年配の女性がしゃがんでいました。
見れば70～80歳くらいの御年齢と見える。
おぉ、これは気分でも悪くなられたかな？と慌てて近づきました。
すると、その女性が無言のままにっこり笑って右手をぐーんとのばし、まるで花が開くように指を広げたのです。
立ち上がるのに力を貸してと言うことかな。
そう思って手を取ろうとした瞬間、彼女の掌に葉っぱが乗っている事に気が付きました。
「四葉のね、クローバーなの」
「２つ見つけてね」
「だから、一つは幸運のおすそ分け」
「こんなお婆さんだから、効果があると思うわよ」
そう言いながら見せてくれます。
確かに四つ葉。
正確に言えば、三つ葉の上にもう一つ小さな葉っぱがついて四つ葉。
おぉ、確かに四つ葉だわ。
「わぁ、四つ葉のクローバーですね、かわいいですね」
「ちょっと不細工だけど、こんなお婆さんのクローバーだから、きっとね良いことが有るわよ。大事にしてね」
えっ？
「下さるのですか？」
「いつもね、出掛けたらこんな事して遊んでるから、ちっとも帰ってこないと主人が笑うのよ」
「よかったら貰って」
あわあわあわ。
てっきり「ヘルプ」のお姉さん、ちょっとそこのお姉さんだと思ったのに、「四つ葉のクローバーをどうぞ」のお姉さんだったなんて。
お返し出来る物が無いなぁと躊躇いましたが、結局、有難く頂くことにしました。
だってね、幸運を祈って下さるお婆さんの四つ葉のクローバーです。
凄いパワーを発揮してくれそうじゃないですか、ね？
「ありがとうございます。大事にしますね」
受け取ると本当に嬉しそうにしてくださいました。
ちょっと私が不幸そうに見えたのかしらね。
四つ葉のクローバーって探してもなかなか見つからないのに、自分から求めたわけでもないのに自然に手元にやって来たってちょっとしたミラクルです。
押し花にして大事にしようと思っています。
皆様にも彼女の四つ葉のクローバーパワーが届きますように。
れんこんの挟み焼き
サニーレタスとトマトのサラダ
ほぼカキフライ
フライドポテト
なめこの味噌汁
トマト 198円
レンコン 150円
人参 3本 98円
うすあげ 2枚 68円
ヨーグルト 108円×2個
味付け海苔 258円
ほうじ茶 278円
チョコチップクッキー 138円
じゃがいも 198円
皿うどん 118円
カネテツほぼカキフライ 109円
納豆 4個 78円
鶏肩肉 175円
塩サバ 98円×2切れ
食パン 98円
税込合計金額 2565円
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