今日のありがとう 2022年8月15日

雑記
今日のありがとう
山彦さんにお願いしていたお盆休みの間にやって欲しい事4つのうち、車の修理と草刈りは済。
残るは、山彦さんの実家のお墓参りとテレビの廃棄処分。

今日は、なんとお墓参りに行ってくれると山彦さんが言う。
お願いしていたけれど、実は一番難易度が高いと思っていた。
何しろ山彦さんのポリシーに関わることだから、おいそれとは聞いてもらえないだろうと思っていた。
なのに、だ。
行ってくれると言う。
今日はお盆の最終日。
今日なら、まだ仏様が家に帰っておられる。
ナイスである、山彦さん。

山彦さんの気が変わらぬうちに身支度を整えた。
お義母に連絡して、一緒にお墓に行こうと誘ってもらうように伝えた。
実家に帰るまでの途中で、お花とお供え物を購入した。

実家に着くと、お義母さんが既に用意を済ませて待っていてくれた。
お義母さんを車に乗せて、3人でお墓に向かった。
カンカン照り。
駐車場は広いが、わずかに日陰になっている一角はすでに駐車されていて、太陽の光を全面で受け止めるしかない男前な場所しか空いていない。
「あっつぅ」という言葉を飲み込んで、大したことではないかのようにしゃなりと下車する。
足元のアスファルトからスカートの中に、熱気がむ~ん。
せいろの中のシュウマイの気分。

門をくぐり、桶に水をためて柄杓をぽとん。
山彦さんが一つ。
私が一つ。
歩みを進めてお墓の前まで到着した頃には、シュウマイから肉汁たっぷり。
このままでは、からし醤油直行。
急げ急げと、お腹の皮下脂肪もたわむ。

有難いことに、数日前に義妹夫婦がお参りに来てくれて、草抜きなどの掃除を済ませてくれていた。
それでも、たっぷりと汲んだ2つの桶の水を使い、花器やお墓の表面を洗う。
新しく花を供えなおし、お線香をあげて、手を合わす。
そう、メインイベント。
私はご先祖さまに、お礼を言う為に来たのだ。
うー様の事を助けて欲しいという私達のお願いを叶えてもらったと信じている。
今管無しの生活をさせてあげれているのは、ご先祖様が助けてくれているに違いないと信じている。
だから、今現在の状態を報告し、お礼を伝えに来たのだ。

なかなかお参り出来なくて申し訳なく思っている事を謝り、うー様のお礼を伝えた。
実は、昨日からまた出血が始まった。
前回は4日ほどで治まったが、今回はどうなるのか。
大事にならなければ良いなぁと思うけれど、もう天にお任せすると決めたから、どうなっても抗うまいと思っている。
ちらりと横を見れば、山彦さんも神妙な顔で手を合わせている。
我が事なら手を合わさない人が、うー様の事なら手を合わしている。
その姿をみて思った。
あぁ、これだ。
きっとご先祖様は、お義母さんと一緒に参って欲しくて、山彦さんに手を合わせて欲しくて、うー様を病気にして、これを伝えようと、学ばせようとしたに違いない。
私と同じで、山彦さんにも学びが必要だったと言う事だと思った。

すとんと腑に落ちた。

お墓を後にして、山彦さんの実家に向かった。
お仏壇にお供え物を供えて、再び手を合わす。
徐に、お義母さんがお義父さんの亡くなった時の話を始める。
私が知らない話も有った。
当時、私は山彦さんと結婚したばかりだったが、必死に仕事していた。
山彦さんの収入が安定せず、ローンと言う借金も有った。
私の収入は我が家の安定のために必須だった。
転職して数年たっていたが、当時の職場で自分の居場所を確保することは最優先課題だった。
私がするべきことは、義父の看病ではなく、仕事だと信じていた。
それは、今考えても間違っていなかったと思うし、今同じ状況になれば同じ選択をすると思う。
けれど、仕事以外なにも出来なかったのは事実である。
そうか。

当時は正義と思っていた物に疑いの気持ちが芽生えた。
凄く狭い視野で、生きていた。
安定した収入と引き換えに、私は大きなものを失ってしまっていたんだなぁ。
それも思い知った。

お義母さんの庭に、ローズマリーが植えてある。
挿し木で付くと言う。
頼んで貰って帰って来た。
我が家のプランターに植えるのだ。
そして、ローズマリーを見る度に、今日の気持ちを思い出し、自戒するのだ。
うー様が病気にならなければ、気が付かなかった。
気付かせてくれてありがとう。
今日の晩御飯

ホイコーロー定食

ホイコーロー
オクラ納豆
オクラとプチトマトのサラダ
柚子胡椒なめたけ
今日のお買い物
無し

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