祝!うーちゃんリボーン1周年記念日

うー様

24日は、うーちゃんのリボーン記念日だったの。
そう、去年の9月24日。
手術後の抜糸を終えて、通院が終了した日。
半年に及ぶ検査・治療・手術を経て、「再び排尿が困難になるまで一旦治療を終了しましょう」と医師から言ってもらった日なのよ。
多い時は毎日。
少ない時でも1から2週に1度。
ずっと病院に通い続けて、医師から「残念ですが予後は大変厳しいと思います」と言われ、泣き暮らす毎日を送っていた半年間だった。
手術はしたけれど、それは肝心の腫瘍を取り除く処置じゃなかったから、その日も、抜糸目的で受診したけれど、抗生物質の注射はずっと続くのだと思ってたのよ。
そうね。
言いたくないけど、正直に言うわね。
今思えば、近々訪れるであろううーちゃんが虹の橋を渡るまで打ち続けるのだと心の隅っこで思っていたのよ。
通院生活が終わりを迎えるなんて微塵も思ってなくって。
医師から「一旦中止を…」の言葉が出た時は、聞き間違えだと自分の耳を疑ったわよ。
エリザベスウエアは、抜糸後の傷を舐めるといけないからって、その日に脱皮できなかったけれど、「トラブルが無ければ受診せずに数日後に脱がせてあげてください」という言葉を貰って、突然の病院卒業よ。
とは言え。
とは言えよ、ね。
「再びおしっこがで無くなったら、すぐに連れてきてください」ってお言葉付だったから、先生からの短い幸せ時間のプレゼントなのだろうなぁと思ってたの。
だってね。
くどい様だけれど、肝心の腫瘍は除去できなかったのよ。
根本的な治療が出来なかったのだから、幸せ時間は短くて当然よね。
それでも、本当に嬉しかった。
お腹の中に爆弾を抱えていたとしても、膀胱からの管やハルンバックを付けることなく、一見健康な子と同じように、大好きな私達と安心で大好きなおうちで自由に生活出来て、怖くて怖くて堪らない病院に行かなくて良い時間が、うーちゃんに訪れたことが。
そして、そんなうーちゃんのそばにずっといれる自分が。
それからは、毎日、おしっこのお砂の塊をトイレで確認しては、”再び受診する日”が今日じゃなくて良かったと胸を撫でおろす日々が過ぎて行ったの。
1日。
褒めた。
3日。
泣いた。
1週間。
褒めちぎった。
10日。
うれし泣いた。
2週間。
3週間。
1か月…。
ちゃんとおしっこが出ている事が幸せだった。
3か月……。
そして、お正月。
うーちゃんのおしっこが、しっかり出るのが当たり前になっていった。
卒業してから、まだ1度も受診していない。
そんなある日、病院から年末年始の開院日と時間、救急対応のお知らせが届いたの。
その頃には、努めてうーちゃんの病気のことは考えないようにしていた私。
考えれば考えるほど、呼び寄せてしまいそうで怖かったのよ。
順調だったから、余計にね。
けど。
「爆弾は、無くなった訳じゃない」
分かっていたけれど、はっきりとそう言われた気がして動揺したのは事実だった。
半年。
そんな私の心配と恐怖、動揺を洗い流すように、うーちゃんはしっかりご飯が食べれるようになり、体重が増えて、しっかりおしっことうんちをして、元気を取り戻していったの。
ガリガリだった体が丸くなり、走ったりおもちゃで遊ぶ様子がパワフルとなった。
もしも腫瘍を取り除く手術をして、腹部に排尿のための管を作り、ハルンバックで管理すれば、感染のリスクが高くなり、早ければ半年の命と言われた、その半年が過ぎた。
うーちゃんは元気だった。
苦しくて痛い半年じゃなくて、自由で幸せな半年が送れたのだから、はなまる合格だ。
これから先、どんな道のりが用意されているのかは分からない。
心配ばかりしてても、私もうーちゃんもつまらないじゃないか。
そうだ。
今後は、もともと無かった命を特別に貰ったと考えよう。
もしも、明日おしっこが出なくなって、再びつらい状況になったとしても、悔んだり悲しんだりせず、受け止めよう。
そう、決心したのよ。
そして、1年。
ついにリボーン記念日を迎えました。
正直に言うわ。
凄く元気なのよ。
奇跡が起こったとしか思えない。
うちの子になってから、ずっと可愛いが進化し続けているうーちゃんが、元気で私のそばにいることが信じられない。
でも、事実なのよ。


見守って下さった皆様に感謝いたします。

ご褒美を買ったわ。
おもちゃを3つ。

予想外に、ハロウィン仕様のかぼちゃが気に入ったらしい。
去年生まれ変わったから、まだ1歳なのよ。
沢山遊んで、いっぱいご飯食べて、楽しく生きてゆく所存だそうです。

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