2種類の積み立て

家計・投資

我が家のお金の流れを説明。

月末になると、”来月のお金”を山彦さんと私の銀行口座からおろしてくる。
”来月のお金”は、「使う為の積み立て」+「生活費」である。
「生活費」の内訳は、2人の食費3万円、雑費5千円、レジャー費5千円、お小遣い5万円の合計9万円。
自宅のローンは終わっている。
保険については、掛け捨ての医療保険のみ20年近くかけていたが、私が退職し支払いが厳しくなったので一度も使うことなく、数か月前に解約した。
スマホに掛かる費用は、それぞれのカード払い。
水道・光熱費、通信費、ガソリン代やETC代は山彦さんのカードで支払い、口座から引き落としになるので、大体平等になる様に”来月のお金”は、私の口座から多くおろされる。

さらに、それぞれの口座から「使わない為の積み立て」が引き落とされる。
残ったキャッシュは生活防衛資金として、もしもの備えとなり、一部は定期預金や個人向け国債にしている。
実際、私が昨年退職して収入が無くなった後も、山彦さんが失業して4月から無収入になった後も、それぞれの口座から”来月のお金”を引き出し続けられるのは、生活防衛資金が有るから。

まとめると、我が家のお金は、「生活費」「生活防衛費」「使う為の積み立て」「使わない為の積み立て」の4種類に分けられる。
積み立てを2種類していると言う事なのだ。

「使わない為の積み立て」とは何か?

使わないと言っても、”数年以内には”使わない予定のお金。
我が家の場合は、ほぼ老後資金で、年金だけでは絶対足りないので備えようとしているのだ。
お金が有ると思えば使うので、使わない為に積み立てている。
私にとって人生100年時代は寿命が延びて嬉しいというよりは、お金が足りるかどうか心配で恐怖でしかない。
どうか、他人様に迷惑をかけることなく早めに死ねますようにと冗談抜きに真剣に願っている。
以前は銀行の積み立て預金を、最近は積み立てnisaやイデコで投資信託を利用している。
投資信託はコロナショックの時も中止せずに積み立てたので、現在は少し含み益が出ている状態だけれど、今後、暴落する事だって有るだろうし、暴落した状態で(含み損が出ている状態で)何年も推移する可能性だって有ると覚悟していて、それでもリスクにさらしているのは、実際に使おうと予定しているのが、まだ15年先だから。
15年先に「インフレ負けしない程度に増えてたら良いな」と期待している。
そして、もしも期待以上に増えたらおまけで少し生活が豊かになるし、減ったらつつましく暮らせば良いかと考えている。

「使う為の積み立て」とは何か?

「使う為の積み立て」とは、毎月必要ではないが、年間通じて必要となるお金や数年以内には必要となるお金を月割りにして毎月積み立てて、必要な時に積極的に使う為の積み立てである。
具体例として
家の修繕、火災保険・地震保険・固定資産税:3万円。戸建てに住んでいるので、マンションの修繕積立に当たるものとして考えている。
冠婚葬祭:5千円。今50代なので、結婚式もお葬式も少ないが、必要な時に気持ちよく使いたいので。
家電や家具:5千円。必須の物は揃っているので主に買い替え用。
車買い替え:2万円。全然足りないが、ローンは少なくしたいので。
自動車保険:7千円。年間8万円前後かかる。
車検:5千円。
美容院:5千円。
眼鏡:4千円。
父母:2万円。父の日、母の日、誕生日、お年賀のため。山彦さんのお父様は無くなっているので3人分。
うー様:4千円。猫の医療費が一生で平均50万程掛かると知って、保険に入らずに積み立てることにした。毎年のワクチン代含む。
パソコン・プリンター:5千円。
旅行:2万円。現在は行けないので中止している。
下着・タオル:3千円。予算が無いと交換しにくくなりがちなので。
予備:5千円。各費用が足りなくなった時の補充用。
・・・などなど15万円ほど。
費目や金額は毎月見直ししている。
コロナ禍での旅行費用のように、しばらく必要じゃなくなったら中止して、たまたま不要で使わずに貯まってきたら積立額を減らす。
余った分は、不足しそうな他費目の積立額を上げたり、新たに費目を作ったり、おうちレジャーと称して食費やレジャー費を充実させたりする。
全体として膨らまないように注意しているが、必要な時に気持ちよく使えるように、使っても家計を圧迫しないように、毎月均等割りで貯金している。
お互い自分しか使わないもの、医療費や洋服代、化粧品代などの美容費は、各自のお小遣いから支払っている。

「使わない為の積み立て」のメリット・デメリット

メリット
①キャッシュ→投資信託に変える事で、お金は無いものとして考えられる。
②投資の部分は長期で運用するつもりなので、増える可能性が有る。
③投資を通じて、経済について興味を持てる。
④将来の安心感に繋がる
デメリット
①減る可能性が有る。
②将来にお金を送ると言う事は、現在使えるお金が減るという事。お金を使って得られる今の楽しみが少なくなる。

「使う為の積み立て」のメリット・デメリット

メリット
①必要な時に、生活費を圧迫せず使える。
②家電積み立てが○○円貯まったら、△△を買おう等、計画立ててお金が使える。
③資金に余裕が有るので、安物買いの銭失いをしにくい。高くても良いものを買いたいと思う思考になる。
デメリット
①せっかく貯めても、旅行積み立ての様に使いどころが無くなった場合、キャッシュで持つことになって、投資の機会損失になってしまう恐れ有り。
②必要な費目や積立額は、予想以上に変動するので、適切に管理するのが手間がかかる。

2つの積み立ての理由

私が2つの積み立てを続けてきた大きい理由は、振り返ってみれば山彦さんが個人事業主だったからだと思う。
毎月の収入は波が有ったし、病気やけがで休業したらたちまち無収入。
今の楽しみよりも、1年~数年先の近い将来と数十年先の老後という遠い将来の不安を軽くすることの方が大切だったんだろうね。
50代に突入し、老後が近い将来になった今も、やっぱり積み立てているのは、相変わらず不安だから。
ケド、おかげで大きい支出が続いても無収入の月が有っても、ちゃんと眠れるし、ご飯も美味しい。
地味だし、手間がかかるけど、おすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました